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ゴート文字(ゴートもじ、英: )とは、4世紀ごろウルフィラにより考案されたとされる、ゴート語を表記するための音素文字である。それ以前のゴート語表記はルーン文字で行われたと考えられている。 ウルフィラは、聖書をゴート語に翻訳して布教を行うために、この文字を考案したという。この文字にはギリシア文字の強い影響が見られるが、いくつかの文字はラテン文字を借用している。各文字の名前は、ルーン文字の名前を由来とすることが明らかである。 ==文字== 下記にゴート文字の一覧表を示す。転写(翻字)の際に対応するラテン文字には、英語で使われないアルファベットが2つ含まれている。 (þiuþ) と (:en:hwair) である。これらは、英語の音声には、それぞれ th と、有声の wh に対応する。þ は古英語やアイスランド語でも使用される。 は h+v の合字で、ゴート文字を転写するためだけに使われる。 ギリシア文字と同様に、アルファベットは数字としても使われた。数字として使われる際は、一般的には上に点を打つか、上に線を引くかされた。音声を持たない二つの文字 (90) と (900)が存在する。 文字の名前は、9世紀のアルクィン原稿(795年Vindobonensis写本)に記録されている。それらの名前は、ルーン文字詩に現れる名前のゴート語形であるように見える。これらの名前は、ゴート語が再建される際に付けられ、実際の綴りにより証明された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴート文字」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gothic alphabet 」があります。 スポンサード リンク
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